FITNESS APOLLO JAPAN INC.

GUIDE指導部門

フィットネスアポロで、施設内のコンディショニング指導を行う施設指導と、スポーツチームを対象とした外部指導なども手掛ける指導部門。今回はこの部門に所属する矢内さんと伊藤さんに、入社したきっかけから業務内容、今後の目標についてインタビューしました。

指導部門/KSP事業部/トレーナー矢内 智也

一般企業での勤務を経て、2001年フィットネスアポロに入社。ジムやケアルームでの業務を経験した後、学校や企業チームなどの外部指導を担当。現在は、学生野球チームのコンディショニング指導を担当。柔道整復師。

指導部門/KSP事業部/施設マネージャー/コンディショニングコーチ伊藤 真樹

2011年、新卒でフィットネスアポロに入社し指導部門でパーソナルトレーニングを担当。学校内のトレーニング施設における安全管理業務も行っている。

スポーツを仕事にしたい、その気持ちは揺るがなかった

はじめに、現在所属されている部署での具体的な業務内容について教えてください。

矢内

現在、外部指導を担当しています。高校や大学の野球チームを対象に、コンディショニング指導を行っています。ランニングやウェイトトレーニングなどの基本的なメニューから、時にはポジション特有のメニューを組むなど、競技パフォーマンスを向上させる仕事です。

また、怪我をしている選手やコンディションが落ちている選手の相談に乗るなど、メンタル面のフォローも私たちトレーナーの大切な役割ですね。今は複数のチームを担当しており、指導頻度は週に数回から月に1~2回とチームによってさまざまです。

伊藤

私は主に、施設でのパーソナルトレーニングを担当しています。部活動を頑張っている学生さんの体づくりから、膝や腰などの不調を改善したいという方のトレーニングまで、お客様の目的に合った提案・指導を行う仕事です。

単にトレーニングのサポートをするだけでなく、食事・栄養指導など生活習慣の観点から目的に応じたアプローチも行います。また、定期的に学校内にあるトレーニング施設での安全管理指導も行っています。

入社のきっかけについて教えてください。

矢内

私は野球が好きでしたが、野球を仕事にできるのはプロ野球選手くらいしかイメージできず、それは現実的ではないなと思っていました。また、単に野球だけでなく、スポーツ全般を通した体の使い方などにも興味があったため、トレーナーとして働きたいと思うようになったんです。

その後、医療系の資格を持って活動しているトレーナーが多いことを知り、専門学校に通い柔道整復師の資格を取得しました。卒業後、野球をやっていたときのチームの先輩がフィットネスアポロの運営するジムで働いていて、紹介していただいたのが入社のきっかけです。

伊藤

私はもともと水泳をやっていましたが、現役を続けるか悩んだ時期があります。結局引退することにしたものの、スポーツ関連の仕事には就きたいと思っていました。そんなとき、当時通っていた専門学校に当社の映像分析スタッフがシステムの紹介に来たんです。そこで会社のことを聞いてみると、映像分析の他にも施設の運営やトレーナーの派遣も行なっていることを知り、スポーツを観るのもやるのも好きな私は入社を決意しました。

結果に貢献できることがトレーナーにとって最高の喜び

やりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

矢内

やはり、チームの勝ち負けに関与できるところですね。選手一人ひとりの結果はもちろんですが、チームが良い結果を出せたとき、そこに貢献できたという喜びがあります。

また、最初はまとまりに欠けていたチームが、ウォーミングアップや練習を通して一体感が生まれ、試合に向けてチームがまとまっていくときは指導者としてやりがいを感じます。チームの一員として、結果に貢献できるのがこの仕事の良いところですね。

伊藤

私は、体の不調を改善するためにトレーニングを始めた方から「痛みが消えた」「歩きやすくなった」「しゃがめるようになった」といった報告をいただいたときに、一番やりがいを感じます。特に印象に残っているのは、当初歩くことすら困難だった方が数年間のトレーニングの末、ゴルフができるまで回復したことです。あのときは本当に嬉しかったですね。

矢内トレーニング風景
伊藤トレーニング風景

仕事をしていく中で難しさを感じる部分はどこですか?

矢内

さまざまな状態の選手に対応しなければならないことですね。当然ながら、体のコンディションや気持ちは十人十色ですから、必ずしも同じアプローチでは上手くいかないこともあります。その選手の“型”に合わせた指導が必要なんです。他方で、チームとしての方針も考えないといけない。だから時には、厳しく対応することもあります。それがやりがいであり、難しいところです。

あと、スポーツである以上当然負けることもあるため、そこにも大変さを感じます。努力と結果は必ずしもイコールではない、そういう現実が突き付けられるといいますか……。だからこそ、勝ったときの嬉しさがあるんですけどね。

伊藤

パーソナルトレーニングも同じように、さまざまな体の状態や生活環境のお客様がいらっしゃるので、その方に最適な方法を模索していくのが難しいところです。毎日通ってもらえればトレーナーとしては一番ですが、なかなかそうはいかない。自宅でやってもらうメニューもある程度必要になるのですが、トレーニングに割ける時間はお客様によって異なります。

また、ダイエットが目的でトレーニングに来ているお客様で、よくお酒を飲まれる場合「少し控えてくださいね」とお伝えしますが、接待などのお付き合いでなかなか難しい方も多いのが実情です。そのあたりをいかに協力していただけるか、お客様との信頼関係も重要になってきます。

三部門の連携を活かし、お客様をトータルサポート

フィットネスアポロの強みはどのようなところにあると思いますか?

矢内

まず、スポーツについてワンストップでサポートできる体制が整っていることです。トレーナーによる指導だけでなく、機器と分析も扱っているため、お客様に総合的な提案ができます。実際、トレーナーによる指導と映像分析を任せていただき、さらにジムをリニューアルする際には当社のマシンを購入していただいたチームもあります。本来であれば、それぞれ別の会社が入るようなところを1社で完結できるのは、お客様にとっても大きなメリットだと思います。

伊藤

業界の中でも、他社とのつながりが多い会社だと思います。同じようにトレーナーが所属する企業はもちろん、トレーニングアイテムを販売する企業などと共同でイベントを開催することも少なくありません。自社だけでなく、関連企業を巻き込んでスポーツの魅力を発信していくパワーがあります。

矢内

そうですね。社内でも、マシン・指導・分析、この三部門のつながりが強いです。自分の持ち場以外にも幅広く関わることができるため、自然と考え方や視野が広がっていきますね。実際そうした環境で得た知見を、指導の場面に還元できることもあります。これも、会社として強みになっている部分です。

フィットネスアポロで働くメリットはどこにあると思いますか?

矢内

自分が経験したことのない競技に携わるチャンスが多いことです。私が1人でトレーナーをやっていたら、野球以外の種目に関わることは少なかったと思います。この会社にいたからこそ他の競技を担当できたわけで、そのときの経験は財産になっています。

それと、小さな会社だとやりたいことが変わったときに大変ですが、当社は業務内容が幅広いこともあり比較的柔軟な環境です。例えば施設指導を担当していても、外部指導に興味が湧いたときには、ステップアップを兼ねて会社と相談することもできます。選択肢が多いので、自分のやりたいことを模索しながら、スキルを身につけていくことができるのは大きなメリットです。

伊藤

そうですね。興味さえあれば映像分析やマシンの販売など、他の部門に異動できる環境は、当社のメリットだと思います。営業の社員がもともと野球をやっていたということで分析部門の仕事を手伝ったり、指導部門のスタッフがマシンの販売に帯同して使い方を教えたりすることもよくあります。部門間の連携が強いからこそできることですし、組織としての一体感があって楽しいです。

あとは、OBOGの方たちともつながりがあるのは良いですね。さまざまなところで活躍されている先輩方から直接話を聞ける機会も多いので、自身のキャリアプランの設計にも有益です。

矢内

仕事環境の面では、グループ内で業務を報告するツールがあるのが良いですね。他の人がどんなチームを指導しているのか、この試合に勝ったなどの活動情報が共有されるため、自身のモチベーションの向上に繋がっています。最近は、トレーナーもフリーランスとして1人で活動する方が増えましたが、社員同士の連帯感はやはり組織である強みの一つです。トレーナー目線で困ったことがあれば、他の部署の人にもすぐ相談できますし。

フィットネスアポロで働く上で、活かせるスキルを教えてください。また、どのような人が向いている仕事だと思いますか?

矢内

やはりコミュニケーション能力は重要ですね。とくに外部指導だとジムでのパーソナルトレーニングとは違い、私たちが現場に赴くのでチームの雰囲気もそれぞれです。人数が多いと、気持ちがのっていない選手もいることがあり、私たちがチームのモチベーションを揃えていく必要があります。そうなった時に、選手一人ひとりとのコミュニケーションはもちろん、チーム全体の雰囲気を読み取るという意味でのコミュニケーション能力も大切になってきます。

あとは、提案力がある人のほうが良いですね。チーム指導に限らずトレーナーの仕事は、お客様がやりたいと言ったことだけをやればいいわけではなく、プロとして「目標から逆算した適切なアドバイス」をすることが必要な場面も多いんです。

また行動力のある人も向いていると思います。提案して終わりではなく、行動に移し、結果を求める、これは外部指導だけではなく、施設指導についても同じだと思います。

伊藤

私も、同じくコミュニケーション能力だと考えています。もちろん知識は豊富な方が良いですが、それ以上にお客様と円滑なコミュニケーションを図れることが大切だと思います。

当然ながら、お客様はトレーニングに関して専門知識のない方が大半です。難しい内容をいかに私たちがわかりやすく伝えられるかによって、その後のお客様のやる気にも影響します。また、幅広い年齢層の方がいらっしゃるので、日頃からニュースを見るなどしてさまざまな分野の情報を仕入れておくことも必要です。特に、パーソナルトレーニングの場合、お客様が興味のある話題を話せたほうが楽しく過ごしていただけますし、そうすることでトレーニングの習慣化にも繋がります。

一つでも多くのチーム、一人でも多くの方に貢献することが私たちの使命

ご自身の今後の目標や、社内で取り組んでいきたいことについて教えてください。

矢内

私個人の目標としてはやはり、今携わっているチームを勝たせることです。スポーツは勝敗がつきものですから、選手一人ひとりを成長させ、チームを勝利に導くことこそが私たちの使命です。会社としては、指導種目を増やしていけたらいいなと考えています。世間のスポーツに対する興味関心は、時代とともに変化していますからね。

伊藤

私は、今後さらに自社施設を拡大していけたらと考えています。最近はいろんな会社がジムを運営しているので、自分たちができることをしっかりアピールしていくことが重要です。そのためには、今よりも広く展開していく必要があると考えています。

矢内トレーニング風景
伊藤トレーニング風景

最後に、入社を検討されている方に向けてメッセージをお願いします。

矢内

外部指導は、チームにとって欠かせない・大切な役割であるとともに、スパイス的な存在として選手たちの成長に貢献できる非常に魅力のある仕事です。他部門との連携も活かしつつ、アスリートをトータルサポートできるところに、フィットネスアポロならではのやりがいがあります。「日本のスポーツ業界を盛り上げていきたい」という方、お待ちしています。

伊藤

当社はさまざまな角度からスポーツに関われる会社です。やりたいことが明確な方はもちろん、そうでない方でもやりがいを発見できる環境があります。ぜひ、私たちと一緒にスポーツの素晴らしさを広めていきましょう。